重度障害の方がパソコンを使う上で必要になるスイッチ類は比較的高額です。
専用に作られた物に比べて機能や使い勝手は劣るかもしれませんが、簡単に手に入るものを利用してスイッチを作ることが出来ます。製作に当たってはハンダ付けなどの技術や電気の知識も少し必要になってきます。
ジョイパッドを改造する
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外部スイッチに接続できるよう3.5mmジャック付きコードをボタン1(右側4つのボタンの1番上のボタン)の接点にハンダ付けしています。
身近なものをスイッチにする
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
約9cm角、高さ約3cmの食品の容器を使ったスイッチです。
容器の下にはマイクロスイッチが容器の高さと同じ位置になるように設置してあります。上面のどの部分でも軽く押すことでオンになります。押す力はほとんどいりません。
Arduino
Arduino は数千円程度で購入できる小さなマイコンボードで、メモリにプログラムを転送し、スイッチやセンサーなどと組み合わせる事で色々な事が出来ます。

Arduino と汎用スイッチを組み合わせて簡単な入力支援機器を作ることが出来ます。メリットは価格が安い、自分の好みに合わせられる(かもしれない)など。
多少のプログラミングや電気工作の知識が必要となりますが、スイッチとして使うならそれほど難しく無いと思います。
パソコンへ開発環境のインストールや Arduino への転送などの説明は省きます。他のサイトを参考にしてください。
Arduino はいくつかの種類があります。スイッチとして利用する場合は「Arduino Leonardo」「Arduino Micro」のいずれかを用意します。ここでは Leonardo を使った例を紹介します。
その他、押しボタンスイッチや取り付けるケース、テスト用にブレッドボード、ジャンプワイヤ等を用意してください。